着物を着るときの暑さ対策

5月にもなると、着物を着るときに暑さ対策を考える必要が出てきます。5月に着物を

着るとなると、まず肌着をつけて、その上に長襦袢を着て、さらに着物を着るという

ように、洋服を着るときよりも厚着になります。タオルなどで体系を補正すると、見

た目はきれいに仕上がりますが、余計に暑くなるのも現実です。近年は5月に単衣の

着物を着てもよいとされているようですが、これも暑さ対策の一つと考えてよいで

しょう。

試しに「着物 暑さ対策」というキーワードでインターネットを検索してみると、お

びただし数のサイトがヒットします。そうしたサイトで紹介されている暑さ対策も、

「吸汗速乾素材の肌着を着る」「ステテコをはく」「麻の足袋をはく」「着る前に

シャワージェルを使ってシャワーを浴びる」「保冷材をハンカチに包んで帯の中など

に入れる」「伊達締めや紐の数を減らす」「ヘチマの帯板や補正パッドを使う」「角

出しなど帯枕を使わない結び方をする、もしくは半幅帯を使う」など実にさまざま

で、着物を愛好する多くの人がそれぞれ工夫している様子がわかります。

インターネット以外では、こんなこともありました。ゴールデンウイークの直前に、

たまたまショッピングモールの呉服チェーン店に行ったら、肌着と長襦袢が一体化し

たものを店員から紹介されました。これを1枚着ればその上から着物を着られるの

で、暑い時期には身に着けるものが少なくなってよいのです。私は「なるほど」と思

いました。実際には買いませんでしたが―。

このほかにも暑さ対策は本当に多くの方法があるので、いろいろ試してみて、自分に

合ったものを実践すればよいと思います。

さて私なりの暑さ対策は、アンダーアーマー(under armour)のスポーツブラです。ス

ポーツ用なので汗を吸収・発散しやすい素材でできていて、バスト全体をすっぽり

覆ってホールドするようになっています。これだけでも暑さ対策にはうってつけとい

えるでしょう。

このブラジャーの前側はカップが入っていない代わりに、パッドのようにかなり厚み

があります。ストラップの前側も厚みがあります。このように前側に厚みがあるおか

げで、タオルや補正パッドを使わなくても体形を補正する効果が得られるのです。

厳密にいえば、スポーツブラよりもタオルや補正パッドの方が、体系を補正する効果

が大きいといえます。でもタオルなどで補正すると、身に着けるものが多くなるので

とにかく暑いのです。前側に厚みのあるスポーツブラを使うことで、身に着けるもの

を少なくして、体形を補正できて、着物を涼しく着られるのは実にありがたいことで

す。

このブラジャーは1着5,000円以上と高めですが、私は普段スポーツをする時にも使い

ます。普段でも和装の時でも使えて便利なので、高いお金を出して買うだけの価値は

十分にあると思っています。

Category:

生花に勝るとも劣らないアーティフィッシャルフラワー

最近よく耳にするアーティフィッシャルフラワー。

昔は「高級造花」と呼ばれていたので馴染みが浅かったのですがネーミングが変わっ

てからはよく聞くようになりました。

造花には違いないのですが、この花の表現さといったらまさしく生花に勝るとも劣ら

ないクオリティーです。

もしかしたら、生花と混ぜて使ったら全くわからないほどのに緻密に、それもリアル

に再現されたお花でしょう。

ここのところ、このアーティフィッシャルフラワーを使ったアレンジメント教室や

ブーケなどを見かけるようになりました。

生花のそばに飾ってあると全く違和感がありません。

このアーティフィッシャルフラワーはポリエステルやポリエチレンなどで作られてい

て昔からある造花とは全く違う素材で仕上げられています。

色彩も多彩で、生花にはない色や形を作ることができるため再現力は本物のせいか異

常でしょう。 また必要としないため保存性が強く長い間飾れる利点があります。

ブーケに使われる人も多く、昔は遠くからでも「造花」とわかるようなものでも、こ

れならほぼ間違いなくわからないと思います。

また近年、花の種類も格段に増え、現在の生花の種類に近づきつつあります。

花もそうですが、葉っぱの表現力も多彩で、ちょっと見ただけでは、絶対にわからな

いと思います。 茎の再現具合やアイビーなどのツタ類、大型の葉っぱに至るまで、

そのクオリティーは眼を見張るものがあります。

それほど緻密に作られているのがアーティフィッシャルフラワーなのです。

ただ、生花と違うのは花本来の鮮度や香りがしないということだけではないでしょう

か。

しかし最近はアーティフィッシャルフラワー用の香りのスプレーなども出てきている

のでほぼ生花と近い存在になることは間違い無いと思います。

最近では、アレンジやブーケのみならず、花束でも再現が可能となってきてますます

認知度は高くなり、これからのニーズに対応していく貴重な存在になっていくことで

しょう。

Category: